治療方法 | 適応障害について正しい理解を~メンタルケアNAVI~
menu

治療方法

女性

適応障害は、うつ病など別の精神疾患と併発したり、移行しやすい病気です。症状も精神的な症状から身体症状、社会的な症状と幅広いものがあらわれるので、本人はもちろん周囲の人も悩んでしまうものです。しかし、適応障害は克服できる病気です。適応障害の治療は、医師や周囲の人の協力と、ストレスの排除、本人の考え方や認知のしかたをケアするといったものがあげられます。これらの治療をきちんと行えば、適応障害を克服することができます。

適応障害を治療する上でまず最優先されるのは、「患者さんのストレス元を徹底的に排除すること」です。そもそも、適応障害はストレスが原因となって発症するものなので、そのストレスを排除しないことには症状が回復しません。たとえば、家庭内暴力が原因であった場合は、暴力をふるう家族や恋人などから離れるために隔離処置をとったり、仕事が原因で合った場合は職場から距離を置く、違う部署に異動するなどの処置が取られたりします。しかし、家族など根本的な関係性が動かせないものの場合、隔離処理などが難しい場合があります。そうなった場合は、別の治療法を上手く組み合わせて治療していくことになります。

たとえば、本人の認知の仕方、考え方などのパターンを知り、それを時間をかけて矯正していくというものです。患者さんのストレスに対する考え方には、一定のパターンがあることが多いのです。そのパターンにある歪みを見つけ、医師と一緒に「楽な考え方」、「正しい認知のしかた」を考えていきます。そうすることで、「自分はずっとこう考えていたが、実際はそうではない」と患者さんに気付いてもらい、認知の歪みを矯正していくことができます。

こうした精神的なアプローチに加え、場合によっては投薬治療も併用することがあります。適応症状は、睡眠障害や抑うつ症状などの症状がみられます。こうした症状に対し、安定剤や睡眠導入剤、抗うつ剤などの薬を処方することがあります。ただ、これらの投薬治療は、あくまでも「一つの症状を回復させる」という目的で行うものです。根本的に適応障害を治療するわけではありません。適応障害を根本から克服するには、そうした投薬治療と併用し、カウンセリングや環境の調整などの処置をしていく必要があるのです。これらの方法を組み合わせてきちんと治療に専念すれば、適応障害を回復させることができます。